METHODOLOGY ・ ランキングの作り方

GOAT Index Boxing — ランキングの作り方

このサイトが何をどう計算しているかを、できるかぎり具体的に説明します。数字を見た人が「これは何を測ったものか」「どこまで信じてよいか」を自分で判断できることを目的にしています。

データの出どころ

選手情報は Wikidata、戦績は英語版 Wikipedia の戦績表(Professional boxing record)から取得しています。取得は各サイトが提供している API を通じて行い、ページの自動収集(スクレイピング)は行いません。Wikipedia は CC BY-SA 4.0、Wikidata は CC0 で、当サイトはこれを加工して掲載しています。各選手ページには参照元の記事へのリンクを置いています。

戦績表を読み取っているのは英語版のみです。他言語版は節の構成が異なり、現時点では対応していません。収録範囲は20世紀初頭の試合までさかのぼり、タイトル戦に限らず戦績表に載っている全試合を対象にしています。

レーティングの考え方

全階級の対戦結果を、階級ごとに分けずにひとつの大きなネットワークとして扱います。A が B に勝ち、B が C に勝っていれば、A と C が直接戦っていなくても比較の手がかりになります。評価に使うのは次の3つです。

勝ち方が影響するのは点数の大きさだけで、確からしさの動き方には影響しません。派手に勝った試合が「よりよく分かった試合」になるわけではないからです。引き分けは両者に半分ずつ、無効試合は計算から除きます。失格による決着は勝敗として数えますが、勝ち方としては中立に扱います。発表済みの対戦カードは結果ではないため、計算に入れていません。

ネットワーク全体をひとつの解として解いているため、ある1試合の結果が、その選手だけでなく周囲の選手の評価も動かします。男女は試合がほとんど交わらないため事実上べつのネットワークになっており、ランキングも男女別に分けています。

一方、次のものは一切考慮していません。体格・リーチ・身長、年齢、スタイルの相性、コンディションや負傷、減量、会場やホーム/アウェイ、賭けオッズ、そして時代補正。これらが結果を左右するのは当然ですが、公開データから一貫して数値化できないため、意図的に入れていません。

計算式そのものと各係数は公開していません。公開すると数値を狙って解釈する余地が生まれるためで、代わりに「何を入力にして、何を出しているか」「何を見ていないか」をこのページで明示しています。
表示している数値
ランキングの対象

掲載しているのは通算10戦以上の選手です。王者はこの条件を免除します。現役の判定は、最終試合の年が直近2年に入っているかどうかで行っています。引退は自動判定せず、確認できたものを手動で反映しています。歴代ランキングには引退選手も残ります。

階級別のランキングは、その階級の王者を最上位に置き、以下をレート順に並べています。したがって数値が上から順に下がらないことがあります。性別が確認できなかった選手は、どのランキングにも掲載されません。

更新

更新は「取得 → 再計算 → 検査 → 公開」の順で行い、検査に通らなかったものは公開しません。壊れたデータが表に出ないことを、鮮度より優先しています。更新は毎週日曜の23:30(日本時間)に自動で走ります。検査に通らなかった週は公開せず、前の週の内容がそのまま残ります。更新のたびに全選手のレーティングを計算し直しています。

このランキングの限界

正直に書いておきます。

誤りを見つけたら

お問い合わせフォームからご連絡ください。出典を添えていただけると確実です。戦績そのものは Wikipedia の記載を読み取っているため、記事側が正しくなれば次回の更新で自動的に反映されます。表示名については、当サイト側の上書き表で直接修正しています。